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電子レンジで餅が作れる
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2009.12.30 Wed 11:00
by 工藤考浩
手軽に餅を作る
正月に餅を食べるとおいしくて、「どうしてこんなうまい物を
一年中食べないんだ」と思うのだが、冬が終わるとすぐに忘れてしまう。
やっぱり正月に食う餅はうまいんだろう。
今年もスーパーでパックの切り餅を買ってこようかと思ったのだが、僕が子供のころ叔母が作ってくれた「電子レンジとミキサーでできる餅」を作ってみよう。
生まれて初めて餅米を買った
たぶん今から30年近く前だと思う。
隣の家に住む叔母のところに遊びに行ったところ、「お餅を作ってあげる」という。
当時はパック入りの切り餅なんて知らなかったから、正月でもないのに餅をつくのかと驚いたのだが、電子レンジとミキサーがあればつきたてのような餅が作れるというのだ。
餅米一合
実際、その通りにつきたての餅ができあがった。
餅米と水をミキサーにかけ、レンジでチンするだけで。
当時の我が家には電子レンジもミキサーもなかったので、大変な衝撃を受けた。
未来の道具というのは、家族総出で一日がかりで作業しなければならない餅つきを、ほんの数分で可能にしてしまうのだ。
その様にすっかり興奮し、人類の叡智に感謝したのを今でも覚えている。
米は研いでひと晩に浸す
食中毒のおかげで再現
さて、その叔母が作った餅を再現してみよう。
僕はずっとあれを作りたいと思っていたのだが、今までミキサーという物を持っていなかった。
それを先日購入した。
食中毒になり、固形物が食べられないのが悔しくて、自分でスープを作ろうと勢い余ってフードプロセッサーを買ってしまったのだ。
ざるにあける
フードプロセッサーがあれば、ミキサーと同じように餅を作れるだろう。
ネットでレシピを検索したが、この作り方はあまりメジャーではないようだ。
海外で生活する日本人のサイトなどに作り方が掲載されていたが、どれも米に対する水の分量や加熱時間がまちまちだった。
米1合に水80ccくらいを入れる
あまりメジャーではない作り方なのか
叔母は、何からこのレシピを知ったのだろう。
周囲の人に話をしても、この方法で餅を作れるということを知らない人が多い。
当時の「ためしてガッテン」的なテレビででもやっていたのだろうか。
だとしたら、もっとメジャーになっていてもよさそうな物だが。
ひょっとして、できあがった餅がおいしくないんだろうか。
「強」で米粒がなくなるまで撹拌
僕が「電子レンジとミキサーで」という魔法のような作り方を目の当たりにしたので、おいしくない餅をおいしいと記憶してしまったんではないだろうか。
そういう思いがよぎるなかで、作業を進めた。

どろどろの液体餅ができあがる
年末のにおいが漂う
水に浸して柔らかくなった餅米をミキサーにかけると、上新粉のようないい香りがした。
クッキングシートを敷いた器に流し込む
レンジで2分加熱
レンジで加熱を始めると、その香りは一気に餅つきのあの匂いに変化した。
年末の匂いだ。
大掃除のマジックリンの匂いも一緒に漂ってきそうな、子供のころの懐かしい記憶が電子レンジの前を通り過ぎた。
一度かきまぜてから

ラップをして1分再加熱
つきたての柔らかさ
ほかの家ではどうか知らないが、僕の家では餅つきの日のお昼ご飯には、つきたての餅まだ軟らかい餅に納豆をかけて食べるという決まりがあった。
電子レンジで作った餅は、その時の餅のように柔らかい。
クッキングペーパーを敷いていないと、器にくっついてしまい大変なことになりそうだ。
柔らかい餅ができた
できあがった餅をどんぶりに入れ、納豆をのせた。

うん、うまそうだ
予想以上のうまさ
ミキサーにかけたあと、砕かれた細かい米の粒子があったが、加熱するとほとんど気にならない。
臼と杵でついた餅ほどのコシはないが、つきたての餅特有の香りがとてもうまい。
ごちそうの味がする。
粘りけもほどよく、お餅やさんの玄関先で味見をしているようだ。
餅米を浸す時間を除けば10分かからずに、こんなにうまい餅が食べられるなんて、やっぱり電子レンジとミキサーと、それからこれを作ってくれた叔母はすごい。
かなりうまいっすよ

