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ツールバー友の会

中ネタ 2009-2010

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46分のカセットテープは何mあるのか

at 2009.12.31 Thu 11:00
by 石原たきび


46分テープの長さは92m?

ずっと気になっていたことがある。音楽用カセットテープの長さについてだ。長さといっても分数ではなく、リアルな“長さ”のこと。今まで、なんとなく1分=1mではないかと思って日々暮らしてきた。AB両面あるので、46分テープなら92mになる。果たして実際はどうなのか。

奇しくも、年末は来し方行く末に思いを馳せる時期。「古いカセットテープ」という思い出記録装置を振り返るという大義名分のもと、その真偽をあらためて検証したいと思います。


Photo
これを用いて検証します

用意したのは物置の奥に眠っていた昔のカセット。46分テープだから、予想が正しければテープの総延長は92mになる。

動悸の高まりを押さえつつ、近所の公園に赴いた。

Photo_5
サッカーに興じる子供が多数


Photo_8
「テープの長さを計測してはいけない」という決まりはないようだ


テープの中身は…

ところで、テープの中にどんな曲が入っているのかを一応説明せねばなるまい。僕は出版業界に入る前、つまり20代半ばまで塾講師をしていた。おもな担当は中学数学。これは、当時の卒塾生たちにプレゼントした自作のミックステープなのである。

ゆえに、ちょっと正視できない恥ずかしさがあり、とはいえ同時に、過ぎし日を振り返るという意味では最適だと思ったのだ。


Photo_3
タイトルは「世紀末にようこそ」

そう、あれはたしか90年代の終わりだった。

Photo_2
B面ラストが痛い

個々の曲についていちいち解説はしないが、まあ自分が好きだったミュージシャンということになる。なお、当時僕は一念発起してピアノを習い始めた頃で、B面ラストには発表会で収録した自演の拙いピアノソロ曲が入っている。今はとてもできない厚顔さだ。

それでは検証を開始します

というわけで、気を取り直して検証を開始しよう。手持ちの巻き尺は5mまでしか測れないので、それを2度繰り返すことで10m地点を同定した。

Photo_6
ここまでで5m


10m
ここが10m地点

この作業を繰り返すと、下の写真のような計測フラッグ群が完成する。念のため100mまで作っておいた。

Photo_4
これはイメージ図です

次に、テープをびろーんと伸ばします。

2
0m地点に先端を結びつけ…


Photo_9
よっよっと引っ張る


30m
30m地点

まだ、半分ぐらいしか出ていない。流れているのはA面ラストのレニー=クラヴィッツあたりか。

Photo_10
まだまだ伸びるよ


 

50m
50m地点

感覚的には5分の4ぐらいだろうか。B面4曲目、XTCの「Mayor of Simpleton」がかかっているはずだ。この曲は大好きで、今でもカラオケでたまに歌います。


グラウンドの幅は50mでした

そして、じつはこの50m地点でグラウンドの幅が尽きた。仕方がないので、いったんスタート地点に戻る。

50m_2
これが50m分のテープ


22
50m地点のテープ部分をスタート地点に結びつける

いざ、再出発。するするするすると伸ばしていくと…

60m
60mをすぎたところで

Photo_7
テープが尽きた!

60m以降の距離を巻き尺で計測する。

Photo_11
4m12cm

つまりは、46分テープの総延長は64m12cm。92mではないどころか、やたら中途半端な数字が出た。そうか、1分=1mではないのか。計算すると1分あたりのテープの長さは約1m40cmになる。

まとめ

あまりに予想外の結果だったので、自宅に戻ってネットでいろいろと検索してみた。が、同様の検証はどこにも見あたらない。ゆえに、ここに断言する。カセットテープに詰まった思い出の曲は分速約1m40cmで流れる。


Photo_12
テープをかぶり、過ぎし日に思いを馳せる男


[心と体]